先日2025年6月22日開催の1/8計画 自主企画『Wall of Apes』におけるカルト3の映像を6件公開しました。
- 撮影/撮影協力: 洗濯魔 ( @dgedarack ) (Drums: UFO society, Kovins, クロウタドリ etc...)
(マイク: Zoom iQ7)
- 撮影/撮影協力: 洗濯魔 ( @dgedarack ) (Drums: UFO society, Kovins, クロウタドリ etc...)
(マイク: Zoom iQ7)
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Tara Jane O'Neil (ex: Rodan)の 『In the Sun Lines』や『Peregrine』等の アルバムジャケットを彷彿とさせるフライヤー |
・会場: 初台WALL
〒160-0023
東京都新宿区西新宿3丁目15-8 (Map),
京王新線 初台駅から徒歩8分
・Open 午前11:30 / Start 午後12:00
(昼間に開催のデイイベント)
・Ticket: ¥2,000 (+1 drink)
1/8計画 予約フォーム
https://forms.gle/nK7nsykGMCK6R7T96
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出演: 全4組
・ 1/8計画 (bandcamp, 情宣) 2024年作『開発日記』等
2024年12月に1stミニアルバム『開発日記』をリリースした東京のポストロック・バンド。
米ハードコアパンクやEMO、スティーヴ・アルビニの手がけた生音的ポスト/マスロックやその系譜に連なるインディーロック等からの非常に強い影響を感じさせ、これらの近縁ジャンル影響下の国内現行バンドにおいて当代一であるといっても過言ではない完成度の楽曲と演奏力がある。
フォーク影響下スロウコアの牧歌的ともいえる空気感、硬質というより物質や肉体としての圧倒的質量を思わせる音像は 54-71 のアルバム1作目とも相似するが、1/8計画の裡にはそれらの狙い済ました殺伐さよりむしろ春の日差しを浴びた少年の肌に宿る温度のような、他でもない人間の暖かさとひた向きな素直さ、静寂の傍で言葉少なに燃え続けるフォークソングのメロディと類稀なる反抗的知性とが同居している。
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・ corner of kanto (bandcamp, 情宣) 2024年作『輝く池』, ライブ映像
2013年結成のポストロック・バンド。主に八王子など東京都外を拠点に活動。2024年末に約7年振りの新作となる 2nd Album『耀く池』をリリースした。情景を湧き上がらせ雄弁に物語を語るかのような楽曲展開・構造と詩が特徴的である。
1/8計画 がポストロックの中でもやがてその源流となった80年代後半ハードコアパンク、ことにD.C.のDischord Recordsやルイヴィル周縁のインディー影響下にあるであろう一方、この corner of kanto はそれより少し時代の下ったあとのシカゴ音響派的余白ならびに質量を保たせた音像とフォークの抑制の効いたメロディ、際立ったバンドアンサンブルやときにプログレ的で難解ともいえる複雑な展開、そして理知的に自己とその他全ての境界を見極め俯瞰しようとする内省へとゆっくり沈んでいく心地の叙情を備えている。
ポストロック的音像とフォーク的メロディの両立は1/8計画とも通じる要素であり今回の共演は遅かれ早かれ必然ともいえるが、前者がより直接的にハードコアパンクからの影響とその情景を感じさせつつ恐らくは意識的に方法論としてスロウコア的音像を実践している一方で、後者は先行する詩と言葉たちを乗せる乗り物として作った楽曲が結果としてこのような音楽となったのではないだろうか。
郊外というのは彼らのテーマの一つだが, 同じく郊外を一テーマとした computer fight『suburban blues』(2022) の供覧せんとするものが「捨てられた者、ガラクタ達の最後の居場所」という荒野......つまりは作り、消費し、捨てるという人の営為の結果をじっと静かに視つめ「豊かさとはなにか?」と誰より己に語りかけるための窓であったとするならば、corner of kanto の郊外とは物語1つ起きるべくもないそこで己の咎を引き受けながら生きる無頼の文学青年達の群像劇である。
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・ Hanao (Soundcloud, 情宣) 2025『me at the zoo』E.P. 他ライブ映像
2025年4月7日に4曲入りの1st E.P. 『me at the zoo』をリリースしたポスト/マス/ノイズロックバンド。
ローファイでノイジーな音像、ロー/ハイをしなやかに行き来する予想できない楽曲展開やディスコーダントなフレーズは殊に slint の2ndアルバムのようだが、polvo の不適さと抜け感、pavement のようないなたい豪放さもあり、1st E.P.の4曲は前述したようなバンドたちをそれぞれ1曲ずつ収録したミックステープさながらの様相。
なお上記のSoundcloudのリンクは現在非公開となっており2025年5月28日に正式リリース予定。
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・カルト3 意気込み......聴くということを謙虚さ無しに貪ぼった奴ら覚悟しろ。
- 先日4/19開催 alternative yakuza union のライブテイク3曲: Mizukiri, Kirai ni naru, ディジレル
- 2025『headprint E.P.』
2025年ライブ日程
・3/15 (Sat, 土曜日):三島Roji (出演)
・4/19 (Sat, 土曜日):下北沢LIVE HAUS (出演)
・6/22 (Sun, 日曜日):初台Wall
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チケット予約:Googleフォーム
オファー:Googleフォーム
▷チケット:¥2000+1drink
( cliearte@gmail.com に名前、枚数を記載し送信で予約 )
▷会場: 三島ROJI
〒411-0035
静岡県 三島市大宮町3丁目20-24,
日東ビル3F, 北
▷出演:
・clie arte
2024/11/17に2nd single "sad blue"を、そして2025/2/5に1st mini album "haizan ishiki"をリリース。2025年からは東京及び愛知県の2拠点で活動。- 1st mini "haizan ishiki" (2025.2.5): 各配信リンク
- 2nd single "sad blue" (2024.11.17): リンク
廃残意識とはclie arte の黒田さん自身の語彙に他ならない。私としては、忘れたり考えることのなくなった暗い感情や記憶が形を失い埃や灰のように、塵のように心の深層や無意識下に沈殿していくようなイメージかなと思っています。
人間の心がもし容量の決まった有限の器なら、やがて山のように積もったそれらは意識を飲み込みながら溢れ出てしまうかも知れません。
・odontolabis femoralis
名古屋大学フォークソング同好会(通称: 名大フォーク)が毎年クリスマスにsoundcloudでリリースしているコンピレーションアルバムがあり、hakaisou の新曲が聴けるのでここ4年程毎年楽しみにしていた。hakaisou の参加は2023年度が最後となったが、今冬2024年度のクリスマスコンピで odontolabis femoralis を聴いたばかりだった。
the Smiths のモリッシーが日本のエモ/マスロックバンドで歌うイメージ。
odontolabis femoralisは主に東南アジアに分布する大型のクワガタ。「Odontolabis」とはこの属の名称で「femoralis」はラテン語で「大腿(もも)に関する」という意味。
- 『名大フォークソング同好会 クリコンピ2024』:リンク
・長嶋水徳 - serval DOG -
無期限活動休止中の MINOR THIRD フロントマンであったSSW長嶋の宅録/ソロプロジェクト。3/15はソロで出演。静岡県出身。2024年に15曲収録の1stフル『ALONENESS』リリース。ギタリストとしては 春ねむり 2024年作『INSAINT』に参加。
- 1st full album 『ALONENESS』(Apple / Spotify)
・C-side Normal
2023年7月に始動した3ピースバンド。沼津市で活動。楽曲やデモ含めバンドの情報はあまり公開していないようだ。
・カルト3 : headprint E.P. (demo)
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・会場詳細
2023年にクラウドファンディングで目標金額を集め2024年3月にオープンした静岡県三島市のライブペース。主にハードコアパンクとその影響下のエモ及びポストロックはじめ、オブスキュアなインディー作フィジカルを取り扱う地元静岡のレーベル/ディストロ further platonic が運営。店内にはCD,カセット,レコードを販売するショップとリハーサルスタジオを併設。
レーベル Further Platonix Recordsとしては上述のジャンルを中心に2007年以降70作以上のアルバムをリリースした。例えば横須賀拠点で10年以上活動継続している国内EMOバンド weave のフルアルバムは過去3作全て同レーベルが手がけたものだし、百姓一揆 の2019年作E.P.『IKKI 2』のフィジカルリリース等々...。
・Webサイト: https://www.rojimishima.com/
・ディストロ (base):https://furtherpx.thebase.in/
・bandcamp: https://furtherplatonix.bandcamp.com/
・他情宣: (instagram, twitter)
Nerdy Pixie 主催
興行名:
『 alternative yakuza union 』
・日時:2025.4.19 (Sat, 土)
・場: 下北沢 LIVE HAUS
〒155-0031
東京都世田谷区北沢2丁目14-2
地下1階 JOW3ビル
・チケット:前売当日 両¥2,500+1drink
(予約フォーム)
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以下5バンド出演:
・Nerdy Pixie: 1st Album 『Farewell』(Spotify, Apple)
Post-black Metal / Blackgaze のソロアクト "awesome ochinchins" としてもアルバムをコンスタントにリリースしてきたギタリスト・灰野を中心に、新潟県及び東京等で活動するオルタナティヴロック・バンド。夥しい数のペダルを搭載した巨大なエフェクトボードが鳴らす怪音、冷たく重いサウンドに纏わり付く湿ったペシミズムと彼のロマンス。sonic youth, penfold, ナカノイズの残像がalcestの夢をみる時、エモーショナルでない音楽は心のどこにも存在できなかった筈なのに。
裏日本というオルタナティヴの当事者性、かつての13歳のジャズマスターにどうして今も置き去りにされているのか?「理由はないの。歌がある。理由はない。ただ歌がある」。水平線の向こうへ。答えるように残響する歌とエーテルのうねりの中で、15歳の彼は耳を塞ぐことを永久に"やめた"......さらに冬へ旅立つために。
・Murray a cape: Internet Shoegaze.
1st E.P.『regret record』, 2nd E.P.『sight / hate』
・Empty Classroom:『YOUTH』, 『JUNE BLOOD』
フロントマンの坂口達也のソロ作『STAGE』も是非聴いてほしい。
・cat meows:『生活 E.P.』
・カルト3: 2025: headprint E.P. (demo)
2024: test pressed
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2023: slowday / desyrel
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▶︎ (song)
・Mizukiri (demo): https://soundcloud.com/solidchord/mizukiri
・(Version): https://soundcloud.com/solidchord/iranai-demo
・ディジレル (demo): https://soundcloud.com/solidchord/digi
・Kirai ni naru (demo): https://soundcloud.com/solidchord/remittal
( soundcloud: https://soundcloud.com/solidchord )
2024.12.9
2024年の夏頃から決まっていたことですが、バンド結成以来のメンバーであるgt/岡田、dr/山神の2名は本日を以て脱退しました。
なお、2025年からdr/三田村颯、gt/福田を迎えた4名で活動を継続します。
2024.12.09 (Mon)「Proust × SoundFog」@西永福JAM
①会場:西永福JAM
〒168-0064
東京都杉並区永福3丁目34−14, 桧垣ビル地下1階(B1F)
(Postal Code: 168-0064
3-34-14 Eifuku, Suginami-ku, Tokyo, Japan, Higaki Building B1F)
②日程:2024/12/09(月)
③開場/開演 - 18:30/19:00
④チケット:前売/当日:2,500/3,000(各+1D ¥600)
チケット予約:企画者またはバンドへの取り置き、もしくは西永福JAMのHP予約にて承ります。
flyer: 坂爪結人 (@_Yit0_ )
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・cat meows
- 楽曲: 『in my room』 (Soundcloud)- 1st album『遠くの私に名前がない』(2024)
2024年夏に1stアルバム『遠くの私に名前がない』をリリースしツアーを行なっている。95年のエヴァンゲリオン放映以降、大仰で衒学的な物語や露悪とグロテスク・神話的壮大さに長らく呪われてきた国内ポスト・ハードコア、そしてburger nudsやgrapevine等の国内オルタナティブ・ロックの要素を多分に備えているがそのいずれとも異なるバンドである。
これらの要素と雑な俗称"下北系ギターロック"なる書生論からサブカルチャーの意匠とペダンティズムを削ぎ落として残ったイデアがLaget's Jam Stackであり、故に普遍的で在り得る。
・PSP Social
- 4th album『Second Communication』
- E.P.『MOGERA / tsuki ni kaeru』
- ZINE『PSYCHIC SCHOOL TEXTBOOK』
東京にはオルタナティブ・ロック・バンドなど殆ど存在していない。或いは存在したことなど一度としてなかったことと、PSP Social がオルタナティブ・ロック・バンドであることは矛盾しない。bloodthirsty butchersのノイズ塗れの多幸感とskramzの陰鬱さ、自閉と孤高のサイケデリアを持つこんなバンドは日本にしか出現し得ない。
昨年2023年6月から自主レーベル"エスパーキック" (HP)を運営しており同時期3rdアルバムをリリース。不定期の自主企画「エスパー教室」は主に新宿ヒルバレースタジオで開催されている。またアートワーク等は彼ら自身が作成しており`24年初夏にはセルフライナーノーツや第1回〜第6回までの自主企画、ビジュアルイメージ・アートワークに短編小説まで収録した全73ページのZINE 『PSYCHIC SCHOOL TEXTBOOK』(HP, BASE)をリリースしている。『tsuki ni kaeru』のようなギターソロを弾けるのは田村陽玖の他には故・吉村秀樹だけであり、従って唯1人しか存在していない。
・Vote for Pedro
- 1st E.P.『pool』, 2nd E.P.『search』(CD-R)
東京の3ピースバンド。インディーロック/エモの要素がSooyoung ParkのSeamのような割合で並立していると思った。
・カルト3
曲:Mizukiri (demo), kirai ni naru, ディジレル
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■西永福JAMへの行き方
・京王井の頭線: 西永福駅南口より徒歩30秒
・京王井の頭線: 永福町駅より徒歩10分
・京王/関東バス: [高45]永福町行き
・高円寺駅南口から西永福下車 徒歩3分
<西永福駅>
・京王井の頭線: 吉祥寺駅より各停11分
・京王井の頭線: 下北沢駅より各停12分
<終電>
・渋谷方面:00:24
・吉祥寺方面:00:52
■企画について:
2024年7月にVol.1が開催。「Proust」は特定の匂い及び味覚が過去の記憶を呼び覚ます「プルースト現象」から。西永福JAM 坂爪さんと高﨑さんの共催で、高﨑さんは昨年5月に調布Crossで開催された『dry, heaves』を見たのが切っ掛けでカルト3に声をかけてくれたという。dry ~ を企画したのは当時高校生であった2人の学生で、あの時出演したsleepinsideやmwmw、カルト3はsoundcloudで見つけたそうである。この2人は現在『ほしのおと』というライブイベントを不定期で開催しており、dry ~ でも共演したcomputer fight等が出演している。
(文責:菊池)
①. Day: 2024.9.21 (土)
(名鉄瀬戸線 清水駅から徒歩約1分。清水駅の裏側、高架下に所在)
③. Open 17:00, Start 17:30
※訂正 - チケット予約について
告知解禁当時、カルト3経由でのチケット予約を案内してしまいましたが、
正しくは下記、FUZZKLAXONのWebサイトからになります。
https://fuzzklaxon.fool.jp/liveinfo.html
申し訳ございませんでした。
今後、もしカルト3経由での予約が来ましたら必ずFUZZKLAXONへ伝達します。
④. ACT (ページ下部に各バンド及び会場詳細記載)
( GIRLS DOUBT フライヤー: illustration by @nota_p_astrum )
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■ stiffslack infomation
Post-hardcoreないしPost-Rock / Math Rock, 激情ハードコア等々、凡ゆるインディーロックのフィジカル取り扱いに特化した愛知県名古屋市のレコード/レーベル/ライブ会場。『GIRLS DOUBT』はこのstiffslackが併設するlive venueで開催。
(FUZZKLAXONは名古屋市に面した安城RADIO CLUBはじめ地元のライブハウスや東京、大阪等で演奏している。
彼らの2nd Album『SUPER ALTERNATIVE』1曲目「ライブハウス」とは安城RADIO CLUBのこと。アルバム制作中の同時期に閉業し、リリースされる頃には新装して開店した(!?)。)
-『SUPER ALTERNATIVE』:CD, STREAMING)
・[HP] - STIFF SLACK: https://www.stiffslack.com/
・[StiffSlack Webshop] - 「Dig Discs & Stuffs Online」: http://www.stiffslack.shop/
(You can find post-hardcore, post-rock / math rock, or all. And buy VINYL, CD, Merch, other)
■ stiffslack VENUE (今回の会場)
・[Web] - stiffslack VENUE: https://www.stiffslack.com/venue/
・[Access] - 〒462-0844 愛知県名古屋市北区清水2丁目5-8
(Kita-ku Shimizu 2-5-8, Nagoya, Aichi, 462-0844, JAPAN)
(※レコードショップ実店舗とstiffslack VENUEの住所は同じ!!)
・[Contact] - Phone: 052-325-4747 (Open 13:00 - 23:00) / E-Mail: info@stiffslack.com
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・駐車場: 2024 remaster
・清水駅の真裏, 高架下(!?)のstiffslack, 写真右側に特徴的な看板(人型)
・写真-左:名古屋市営地下鉄 東山線🟨→名鉄瀬戸線 清水駅ルート
・写真-右: JR名古屋駅 中央本線🟦→→(乗換 名鉄瀬戸線 大曽根駅)→→清水駅
(路線図:名鉄瀬戸線 清水駅)
----2024, GIRLS DOUBT 製作委員会----